TikTokで動画コンテンツを発信する以上、コンセプトは非常に重要です。
コンセプトがしっかり固まっていないと、動画の内容がブレてしまい、視聴者を増やすどころか視聴回数も一向に伸びない、なんてことにもなり兼ねません。
そこで今回は、TikTok運用に欠かせないコンセプトの重要性と設定する手順を詳しくご紹介していきます。
TikTokにおけるコンセプトの重要性
冒頭でご紹介した通り、TikTokはコンセプトをしっかり固めることが重要です。 なぜなら、コンセプトを明確にすることで視聴者に伝えたいメッセージが伝わりやすくなり、親しみを持ってもらいやすくなるからです。コンセプトがしっかりしていれば、そこに共感した視聴者が多く動画を見てくれますし、結果的にフォロワーの増加にも繋がります。
TikTokでコンセプトを作る手順
とはいえ、いきなりコンセプトを考えようと思っても、なかなか思いつかないですよね? ここからは、TikTokを運営する上で必要不可欠なコンセプトの作り方から投稿、分析するまで、どのようにおこなうのが良いのか手順別に解説していきます。
動画を発信する目的を明確にする
まず大事なのは、動画を発信する目的をしっかり認識することです。 例えば、「飲食店の認知を高める」「美容室の固定客を増やす」「自社の商品の便利さを多くの人に知ってもらう」「歌う動画を広めて、ファンを増やしたい」このような形です。
ターゲット層を明確にする
続いて、ターゲット層を考えます。 ターゲット層を決める時は、ペルソナをしっかり組み立てるとより明確になるのでおすすめです。ペルソナとは、商品の購入やサービスの申込み、あなた自身がファンになってくれそうだと感じる「見込み客」のこと。ペルソナのイメージを固めるためには、見込み客がどのような悩み、問題を抱えていて、どのような要望を叶えて欲しいと思っているのかを理解することが重要です。 分析や調査などをしながらこの点を深掘りすると、ターゲット層となる人物の特徴がペルソナとして浮かび上がりやすくなるので、ぜひ実践してみてください。
ペルソナの代表的な項目は次の通りです。
・性別や年齢、家族構成
・性格
・悩み
・仕事
・人間関係
・情報の収集方法 など。
これらの項目を埋めながら、ターゲット層をより明確に導き出していきましょう。
コンセプトをいくつか考える
目的やターゲット層が定まったら、次にコンセプトをいくつか実際に考えていきましょう。いきなり完璧なコンセプトを選ぶ!と考えると思い浮かびにくくなるので、思いついたコンセプトをとにかく書き出してみるのがおすすめです。 企業チームでTikTokを運用する場合は、複数人で案を出し合うのも良い方法です。書き出す数が多ければ多いほど、良いコンセプトを選びやすくなるので、様々な視点から考えていきましょう。複数人のチームでTikTokを運用する場合、コンセプトはわかりやすい言葉にするのがベストです。 長すぎるコンセプトや英語のコンセプトなどは一人ひとりの解釈が異なってしまいがちなので注意してくださいね。
コンセプトに合った投稿を考える
ある程度コンセプトを書き出したら、良いと思うコンセプトを選んでいきましょう。 次に、そのコンセプトに合った投稿を考えていきます。いわゆる投稿のネタとなりますが、こちらもあればあるほど良いので「こんな投稿どうかな?」と思うアイデアがあればどんどん出してみてください。TikTok運用では動画を投稿し続けることになるので、投稿ネタのアイデアが思いついた時はすぐにメモをするなどしておくのがおすすめです。
投稿をして分析する
投稿ネタがある程度できたら、実際に動画を撮って投稿していきましょう。そうしてある程度投稿したら、きちんと分析を行い、その都度改善していくことが大切です。 TikTokのインサイトデータは、パソコンでダウンロードできます。ダウンロードしたデータはそのままマーケティング担当が活用できますし、プレゼン資料にしたり、KPIの設定に利用することも可能。企業としてTikTokを運用しているなら非常に便利なのでぜひ活用してみてください。 分析する上で大事となるのが、平均視聴率など、動画がバスる要素の指標となる「加算アルゴリズム」と違反行為など、動画の評価が下がる要素となる「減算アルゴリズム」です。特に加算アルゴリズムである、「平均視聴時間」「視聴維持率」「視聴完了率」の3点はバズる上でも非常に重要な要素。 視聴維持率が60%以下、視聴完了率が30%以下の場合は「どこで離脱されているのか?」「最後まで見てもらうにはどのような工夫が必要なのか?」を考え、改善策を実践してみてください。
まとめ
TikTok運用で視聴者を増やすには、まずコンセプトをしっかりと作り込むことが重要です。 コンセプトを設定した上でターゲット層、動画の内容を決めて投稿することで、より届けたい見込み客に情報を発信することができます。記事内容をぜひ参考にしてみてくださいね。
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